三遊亭円楽一門の筆頭弟子、三遊亭鳳楽さん(62)が21日、11年をめどに七代目「三遊亭円生」襲名に向けて話を進めていることを明らかにした。
六代目円生は円楽さんの師匠で、昭和の名人の一人。落語協会会長を務めたが、78年の協会分裂騒動で円楽さんら弟子と共に脱退。翌79年、79歳で亡くなった。落語界の大名跡である円生の名はその後、関係者の話し合いで誰にも継がせない「止め名」としていたが、円楽さんは生前、鳳楽さんの七代目円生襲名を望んでいた。
鳳楽さんによると、六代目円生の遺族からは基本的な了解が得られているという。鳳楽さんは「円生の名は誰かが継がないといけない。再来年は六代目の三十三回忌なので、それまでに法事を兼ねて(襲名が)できればありがたい」と語った。
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